戦子、オーディションに臨む
(その前のお話は→戦子のエントリー)
某月某日某所においてラフタマニア参加芸人のオーディションが開催されることとなった 参加者のリストを眺めていた戦子の顔はしばらく不安に曇り、我知らずあの歌を口ずさむ ♪目を閉じたその中に、見えたかすかな笑いのネタを ♪掴み取ろうとした愚かな芸人 ♪口にした駄洒落ははスルーされて、途方にくれる ♪射程距離からずいぶん遠く、はずした...or2 ♪どうにかなった ♪戦子は芸人をやめないで生きてる ♪たった一度、笑いが取れるのなら ♪何度でも泣いたっていいや 戦子:ポジティブに思考停止! 秦の始皇帝し、なんつって 死人:さすが師匠、はいぶらうなギャグのキレ!立ち直りの早さ!感服いたします 死人:ところで、何を落ち込んでいらしたのです? 戦子:まいブラザーwwwオーディションのメンツを見てよwww強敵ぞろいよんwww 死人:ふむふむ・・・なるほどwwwおや?意外にガルカが多いですね 戦子:ガルカはステージ映えするから当然ね 死人:ガルカは愛を語りますからなあwwwタルタルはチーム参加が目立ちますね 戦子:コンビネーションダンスなんかされた日にゃ、モ某が泡吹いて失神するわねwww 死人:あとは禿げヒュムにサブリガ着用のエルバーンwwwみんな見た目から勝負を掛けてきてますなあ 戦子:やっぱ、舞台にはつかみのインパクトって大事よね 死人:わが「絶対零度」も見た目のネタに走りますか? 死人:サブリガくらい、いつでも履きますよwwwなんなら舞台で脱いでもかまいません 戦子:ちちち、へいブラザー、そいつはうまくないwww 戦子:きょう日、かぼちゃ頭にサブリガ姿程度じゃ差別化が図れないわよ 死人:さようですか?私としてはかなり思い切ったつもりなんですが 戦子:あなたにしか出来ない舞台コスチュームというのがあるはずよwww 戦子:私も、私自身のソレを探すわwwwwww ――――――――――――――― ■ル・ルデのお庭 タルナ:んで?僕にどうしろというの?めおと漫才なんてごめんだよ 死人:だれも口下手なあなたにそんな事は期待していませんよ 死人:ただ黙って私の帽子になってくれればいいのです 死人:そうそう、わかりが早い、そのル・パピヨンを発動させて私の頭に・・・ 死人:・・・ 死人:って、タルナ?何故剣を振り上げるのです?舞台に剣は必要なqqqqqっうぇええrtyyふじこ ――――――――――――――― ■戦子のモグハ 鏡の前で、山ほど積んだ着ぐるみをとっかえひっかえ 戦子:コスチュームで笑わせるのって、案外難しいわねwww勉強になるわあ 茄子の着ぐるみから顔を出して鏡に向かって笑って見せた 戦子:おもしろくないwww ポーズを取って叫んでみた 戦子:茄子いやだゴニャ! 戦子:・・・・・・・・・・・ 戦子:いまどきTATOOでもないかwww 爆癌:・・・煮詰まったなwww 戦子:サブリガに敵う装備ってないのかしら 戦子:同じサブリガ着用のインパクトじゃ、エル♂や禿げガルに勝てるわけ無いもの 戦子:・・・・・・・・・・・・・・・ 戦子:やっぱりヒュムって、ネタ的におもしろくないわね・・・ 戦子:せめて私が禿げヒュムなら・・・ 爆癌:・・・ほんとに煮詰まってるなwww 爆癌:昔のオマエなら種族のハンデなんぞ、鼻先で笑い飛ばしていたところだぜwww 戦子:・・・ 爆癌:昔のオマエは、泣き言も後悔も無縁の元気者がとりえだったのにな 戦子:・・・ 爆癌:反論くらいしろよ、突っ込みのしようが無いだろうが 戦子:・・・ 爆癌:・・・泣いて、いるのか? 戦子:・・・Zzzz(´ーωー`) 爆癌:寝てんじゃNEEええええええええええええええええええええええええ ――――――――――――――― ■オーディション控え室 さすがの戦子も落ち着かない様子で貧乏ゆすりしながら、例の歌を口ずさんでいた ♪せいいっぱい、新ネタのお披露目 ♪正解か不正解の判断 ♪客だけに許された権利 ♪セイリングデイ、笑い取れ ♪夜明けを待たないで、SS投下した愚かな職人 死人:しッ師匠ぉwww不吉な歌を歌わないでくださいよwww 戦子:あらブラザー、緊張してるの?あなたらしくもないwww 死人:詩人として人前に出るのは平気なんですが、芸人として舞台に立つのはいまだにアガります 戦子:そういう時は手のひらに「入る」って書いて飲み込むと落ち着くわよ 死人:そうか、入る入るっと書いて、ごくごく、ってそりゃ「人」でんがな!おい! 戦子:調子出てきたじゃないのwww 死人:ありがとうございますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 爆癌:おい、おまいら準備は整っているかwww出番だ 戦子:いつでも、ドントぽっちいい、ちゃっぷい、ちゃっぷいヨ 爆癌:なんだwwwそりゃwww 爆癌のアキレ声 オパーラインドレス一式にオポオポの王冠かぶった戦子が笑う 「思いっきりフォーマルな格好した紳士淑女が、トンマなことをしでかすのも笑いの王道テクニックwww」 戦子はそういってステージコスチュームを決定した 詩人の正装であるコラル一式を身にまとい、同じく頭にオポオポ冠の死人 爆癌も頭に冠をくくりつけていたwww 戦子:さああああああwwwwwwみなぎってきたわよwwwwwwwwwwwww 戦子:行くぜッ野郎どもwwwトリオ「絶対零度」発ッ進ぃいいいいいいいん!!!!!! ♪せいいっぱい、新ネタのお披露目 ♪正解か不正解の判断 ♪客だけに許された権利 ♪セイリングデイ、笑い取れ ♪夜明けを待たないで、SS投下した愚かな職人 ――――――――――――――― ♪数えたらきりがない、ほどの ♪すべりやドン引きでさえも ♪愛して迎えた、あきれた芸人 ♪目を開いたその先に、見える不確かなまぶしさ(笑顔)が ♪からになったハートに、お湯を注ぐ 演目(だしもの)の「ど・貴族物語」は 某サンドリア王国の某バカ王子と妹を主人公にしたショートコントであったwww 誰もが知っていて、使い古されたネタではあったが 戦子と死人の異様とも思えるチャットスピードは 従来のヴァナ芸人の弱点であった、ネタのテンポの悪さを克服する新しい才能として 審査員の好意的な評価を得ることができたwwwどかーんどかーんwwww 爆癌:そこそこ「受け」てたなwww 死人:正しくは「有卦」ですよ爆癌にいさん 戦子:今回は駄洒落のアドリブを出せなくて悔しいっ! 爆癌:それがよかったんじゃねーのか?www 何かをやり遂げた「男」の顔で、満足そうに弛緩し切った視線を交わしていると その控え室に半纏を着たガルカが訪れてきた 半纏の背中には温泉マークが染め上げられている このガルカが審査委員長であったwww 委員長:おめでとうございます、あなたたちは審査に合格されました 「いいいいいーやっは!」 三人は、デビルメイクライのダンテのような嬌声を上げて、互いの手を叩きあったwww その三人を慈父のような笑顔で見守りながら委員長のガルカは言った 委員長:でも、これから大変ですね 戦子:え? 死人:何か問題でも? 委員長:だって、これからワールドパス受け取って、ケル鯖用のキャラ育成を始めるんでしょ 委員長:あなた方のネタに必要な装備って、たしかレベル65以上じゃないと装備できなかったんじゃないかな 戦子:うはwww 死人:まかせなさーいwww ――――――――――――――― ラフタマニア2006開催まで、あと5ヶ月wwwまあ、こいつらなら何とかなるでしょうwww と作者は信じたいwww ―――――――――――――――
by cap_samurai
| 2006-06-16 21:28
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